滑車の定格荷重について
滑車の定格荷重は滑車全体にかけることのできる荷重です。
例えば滑車を吊るしてロープをかけ片側に10kgの荷をくくりつけ、反対側から引っ張って持ち上げたとすると、滑車には荷の重さ10kg+引っ張る力10kgの合計20kgの荷重が加わります。
十分余裕を持って選定してください。
滑車とは物を引っ張って移動させる時、力の方向を変えたり、力を軽減させるためのものです。吊り滑車と固定滑車があり、ロープやワイヤーによる昇降や走行はもちろん、船上や港湾などの過酷な環境下から体育館の間仕切りネットやグラウンドの防球ネットなどにも採用されています。
上部はフック型が主流ですが、オーフ(アイ)型、シャックル型などがありますので用途によって選定してください。側板が開いてロープを端からではなく途中から通せるものをスナッチ、側板が開かないものをブロックと呼びます。
使用ロープはシーブ(車輪)の溝幅の9割以下で使うようにしてください。溝幅以上だとロープが傷みやすく寿命が短くなることがあります。ロープが細いことについては特に制約はありません。
長く使っているとサビてきたりシーブの軸受けが摩耗したりします。定期的に注油しましょう。
滑車の定格荷重は滑車全体にかけることのできる荷重です。
例えば滑車を吊るしてロープをかけ片側に10kgの荷をくくりつけ、反対側から引っ張って持ち上げたとすると、滑車には荷の重さ10kg+引っ張る力10kgの合計20kgの荷重が加わります。
十分余裕を持って選定してください。