ハンガーレールとは?
ドア・開閉扉などの重量建具や治工具、半製品、重量カーテンなどを吊るすためのレールで、ドアハンガー製品として主に工場や倉庫、ガレージや物置などで利用されています。上部の軌道用のハンガーレールと下部軌道用のガイドレールがあります。
ハンガーレール(トラックレール)のジョイントには、通常、継受金具が利用されます。レール同士の連結に使われる継受には「天井継受」と「横継受」の2種類があり、施工環境に合わせて選択してください。継受内のレール固定は「点溶接」が一般的です。直線レールなら溶接不要のレール連結プレート(継受用レール固定板)やジョイントクランプ(ジョインター)での固定も可能です。
カーブレール含む、ハンガーレールと受の固定方法は、レール挿入後に受とレールを「点溶接」で固定するのが一般的です。
カーブレールの場合は、レール連結プレートが利用できなかったり、一部のジョイント金具が利用できない場合がありますので、各メーカーの製品マニュアルに必ずご確認の上、部材選定してください。
ハンガーレールのブラケット(横受・天井受)の取付間隔は450〜500㎜が最適です。
※ヤボシ(フジ)製品の基本ブラケットの取付間隔は455㎜です。
また、ブラケット間には2ケ以上の吊り車がかからないように設計するのが普通ですが、やむをえず2ケ以上の吊り車がかかる場合は、各ブラケットを継受に変更し、天井継受下などで補強するなどしてください。
施工条件によりブラケット間ピッチが長くなる場合、計算上許容荷重が定格荷重に対して十分であっても車の走行がスムーズにいかないこともあります。この場合は中間位置に天井継受下などを溶接し、レール下部を補強すれば、変形を少なくすることができます。
直線レール同士は「レール連結プレート」や「ジョイントクランプ」の使用で「溶接不要」になります。
レール端部は戸当りで固定し、他の受がある箇所はレールを通すだけです。但し、ガタツキが気になる場合は点溶接を行ってください。
レール挿入後に「受」と「レール」を「点溶接」で固定するのが一般的です。(カーブレール含む)
尚、直線レール1本または2号~4号レールの場合は、「戸当り」と「レール連結プレート」を使用することで点溶接での固定が不要になるので、あわせて参考にしてください。レール両端に「戸当り」と「受」で挟み込む固定をすることで、その間の受も溶接が不要になります。
※受とレールのガタツキが気になる場合は点溶接を行ってください。
溶接以外の方法でトラックレールを固定、ジョイントするのに次のようなものがあります。
但し、横受(一連〜三連)または、天井受(一連〜三連)を使用する場合のみ有効です。ブラケットにボックス受を使用される場合は、固定板やトラックホルダーと併用できません。
トラックホルダーで接続する場合、ホルダーのすぐ両隣にブラケットを取り付けてください。
ドア・開閉扉などの重量建具や治工具、半製品、重量カーテンなどを吊るすためのレールで、ドアハンガー製品として主に工場や倉庫、ガレージや物置などで利用されています。上部の軌道用のハンガーレールと下部軌道用のガイドレールがあります。